DVD ビデオメーカー 2002/01/25 ¥4,935 『恐怖分子』『嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』の台湾ニューウェーブ監督エドワード・ヤンが、ガラッと変わってヤング・エクゼクティプが人生の転機を迎える3日間を描く群像喜劇。

実は昨日は朝から本やビデオの整理をしてたのだけど、
お昼すぎにTNから電話。
日曜日「ランチに行く事になってたけど、何か用事が
入っちゃったのかしらん?なんてノンキに出たら、
「は〜い!もう着いてる?私、少し遅れるわ〜!」
?????
「何言ってるの?明日でしょ?」
「え〜、今日よ。2日よ」
!!!!!
以前彼女からきたメールを見ると確かに2日・・。
でも、私のスケジュール表には3日。
書き間違えてそのままずっと3日と思い込んでた模様。
平謝りに謝って、でもかなり待たせてしまうことに
なるので、仕切りなおしてもらうことにした。

というわけで、今日の昼間の予定が空いてしまった私。
またもや昨日発掘したビデオを観た。
このエドワード・ヤンとかアン・リーといった
台湾作家が好きだったので、何本か見つかりました。
その中でもお気に入りの一作。
ちまちました描写ではないけど、人物の奥行きが
きちんと出ていて、それぞれの夢ややるせなさが
深く伝わってくる。
何故か後年グウィネス・パルトロウの
『スライディング・ドア』を観た時、ラストシーンに
デジャブを感じたのは、どちらもエレベーターの
シーンだから?
どちらも少し苦く辛口だけど、好きな映画だ。

ひみつの花園

2005年7月2日 映画
DVD 東宝 2004/07/30 ¥5,040 とにもかくにもお金が大好きな咲子(西田尚美)は、それが高じて銀行に就職。そこに銀行強盗が押し入り、咲子は人質となるが、犯人は富士の樹海で爆死。奇跡の生還を遂げた咲子は、5億円を入れたまま樹海の池に沈んだスーツケースを引き上げるべく、銀行を辞めて暗躍を始める。 『ウォーター・ボーイズ』の矢口史靖監督の第2作。

古いビデオを整理してたら、懐かしくも素敵な物が色々
出てきて結局ちっとも整理(廃棄)が進みませんでした。
この作品と矢口監督の第1作『裸足のピクニック』が
同じビデオに入ってた。
(それから、高橋伴明の、というよりは鈴木砂羽と
片岡礼子の『愛の新世界』。
当時はまだマイナーな存在だった大人計画の面々、
松尾スズキや宮藤官九郎などが、鈴木砂羽の劇団仲間と
して出演している)

西田尚美がめちゃめちゃチャーミングで、今観ても
やっぱり楽しい。スーツケースのお金を回収する為に
地質学の勉強を始めちゃったり、学費稼ぎに水泳大会で
超人的な活躍をしちゃったり。
何のための迷走だったか、すっかり本末転倒気味に
なりつつ、果たしてスーツケースは発見出来るのか?
と最後のヤマもありつつ。
利重剛とのコンビネーションも楽しいし、
ラストの爽やかさも、一番好きなものが何か気づいて
満たされてる感じでとてもいい。

今ふと思い出したけど、アガサ・クリスティの
『パーカー・パイン』シリーズにちょっと似た構成の
話があったっけ。
でも、あれはそんなに共感しなかったわ。
面白かったけど。」
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2004/09/08 ¥2,625

mademoiselle-nonoさんが日記で
『プリティ・イン・ピンク』の事を書いてらしたので、
アンドリュー・マッカーシーつながりってことで。
実はアンドリュー・マッカーシー結構好きでした・・。

こちらも突っ込み所は多々あれど、
苦い失敗や苦悩を超えて登場人物たちが再出発していく
ラストでは「青春に乾杯!」とかなんとか
脳天気なエールを送りたくなる佳作だと思います。
この映画のマッカーシー(というか役柄)が一番好き。
(『プリティ・イン・ピンク』同様
モリー・リングウォルドと共演した『想い出のジュエル』
もよかった)
いつも優等生や、一本気な異端児役だったけど、
青春映画風が難しい年齢になると低迷して
『バーニーズ』などおバカなコメディで
お調子者を演じるように、、。
リリ・テイラーと共演した『あなたに言えなかった事』
ではいい感じに枯れて若い時とは違う味が出ていた。

この人は目が何とも言えず怖い。
すごく透明な狂気を孕んだ目。
この風貌を活かせる作品にまた出会ってほしいと思う。
ってタイトルにしたのは何故かと言うと、ポール・トーマス・アンダーソンの「マグノリア」がとても好きだから。
「ブギーナイツ」も好き。P・T・Aの映画が好き、といった方がいいかも。
そして「マグノリア」に関して、私の中で果たしていない課題が二つある。
「ブギーナイツ」を見た時、涙が止まらなくて困った。ポルノ界が舞台、という予備知識だけで観たけど、あんなに切なくて胸が熱くなる映画は久しぶりだった。
だから二作目の「マグノリア」は期待大で観たのだけど、最初の感想は
「なんか…あざとい、、。」
さあ、感動をどうぞ、と誘われてる気がして、何となく釈然としない気分で映画館を後にした。
ところが、BSでやった時にまた観てビデオまで録って改めて観ると、、、素直に感動してしまった。。。
この反応の差はどこにあるのか自分でもよく分からずにいる。
そのことを含めいつかきちんと「マグノリア」について書いてみたいと思っていたのだった。
でも、まだその言葉は見つけられずにいる。
もう一つはミステリィとしてあるアイディアがあって、プロットもほぼ出来ている。
そしてタイトルは既に決まっていて、それが「マグノリアの夜」。
もし読みたいミステリィが全然なくなったら、それを書いてみるのもいいかしら、なんて。けれど、読みたい本が尽きることはなさそうなので
「マグノリアの夜」はこの先も永久に書かれることはないのかもしれない。

渚のレッスン

2004年5月27日 映画
かなり前のオーストラリア(?)映画。年上の友人エミリンのお薦めで、というか薦められてもビデオショップでは発見出来ず、彼女から直接ビデオをダビング」してもらって観たものでした。女子高生二人組が主人公で。
今日会社で初めて話した子と『ミュリエルの結婚』の話題が出て「アタシも好きよ。あのちょっと後のミラ・ソルヴィーノとリサ・クドローの『ロミーとミッシェル』も似た路線だよね。『ミュリエル』の方が全然面白いけど」なんてこと言ってるうちに
「そういえば『渚のレッスン』て古い映画がやっぱり女の子二人のお話で・・」とか言ったら「それ観たい」と言われてしまいました。
この三作の対比もかなり面白いネタになるよね、というわけで、貸す前に観てみようと思ったわけです。
で、探してるんですけど、今部屋を。どっかにあるはずなのに。見つからないですけど、、、。
ビデオ見つかったらレビュー、というほどのもんじゃないですが、書いてみる予定、としておきます。
事前の予想:共産主義の崩壊を認めようとしない頑固つーか、ちょっと○○で支配的な母に翻弄される青年の痛い日々を綴った物語→観終わって気分はどんより、、。

全然違っとりました、はい。
まあ今回に限ったことではないのですが、映画批評に目を通さないことが多いので、大まかな設定しか知らなかったのですが、キレーに予想は外れました。
母が共産主義の崩壊を知らない事も、何故それを周囲が隠し(騙し?)通そうとするかも、やや強引ながら十分理解できる設定。
私は「人はみなマヌケで切ない生き物である」という事がちゃんと描かれている映画が好きだけど、ここに登場する人々はまさにそれ。かなり笑わせてくれつつ切なさもそこここに。
後半の父親の登場にはちょっと?でもありましたが。まあ、母親の心の襞を描くのには必要なのかとも思ったり。
皆、自分の居場所を探して苦しんで、でも最後はどうやら居場所を見つけられそうで。甘々ではなくほろ苦くも後味の良い秀作でした。
一番印象的だったのはフラフラとアパートを出た母親に、撤去されたレーニン像が覆い被さるように搬送されるシーン。観ている方も胸が苦しくなるような不思議な怖さがあった。
余談:一緒に観たKちゃんと帰りに食事しながら東ドイツつながりの「ヘドウィグ」の話題になったけど、三上博史の(ほぼ)一人芝居で上演予定とか。三上博史のヘドウィグって、、ベタすぎないか?

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